キャラクタ液晶表示モジュールを接続する

 

NANDethno」のプリント基板上には、キャラクタ液晶表示モジュールをフラットケーブルで直接接続できる専用のコネクタが設けられています。

 

○ キャラクタ液晶表示モジュールのヘッダ実装
 

NANDethno」に液晶表示モジュールを接続する場合には、液晶表示モジュールの基板背面(表示面の逆)側にピンヘッダを挿入して、基板表面(表示面と同じ)側からハンダ付けしてください。

○ キャラクタ液晶表示モジュールの電源ピンについて

液晶表示(LCD)モジュールによって、電源ピン(Vcc/GND)の位置が逆になっている製品が存在します。 例えば、秋月電子で販売されている、 16文字×2行の 液晶表示(LCD)モジュールと、20文字×4行の 液晶表示(LCD)モジュールでは、電源ピン(Vcc/GND)の位置が逆になっています。


※ 実装済み完成ボードについては、16文字×2行表示のキャラクタ液晶表示モジュールを接続する状態のジャンパ設定で出荷しております。  電源ピン(Vcc/GND)が正しく接続されるよう、20文字×4行の 液晶表示(LCD)モジュールを接続する場合には、ジャンパを挿入する向きを90度回転してください。
 

○ 16文字×2行キャラクタ液晶表示モジュールをタカチ電機の「SY-110」に組み込む
 

※ タカチ電機製プラスチックケース「SY-110」シリーズへ組み込む際の注意事項

秋月電子で取り扱いの16文字×2行表示キャラクタ液晶表示モジュールについては、NANDethno基板といっしょに、タカチ電機製プラスチックケース「SY-110」にピッタリ組み込むことが可能です。  ただし、ケース内部の寸法が、ぎりぎりですので、以下の点に留意してください。
 

(1) オンボードのSTK-200互換ISPライタ回路は、液晶表示モジュールに干渉してしまうため、実装できません。 デバイスへの書き込みは、ISPコネクタ()経由で外部のISPライタから行うことになります。
(2) 赤外線リモコン受光素子(S1)と、ジャンパピン(JP12)は、液晶表示モジュール背面のピンヘッダおよびフラットケーブルコネクタに干渉するため、実装しないでください。 赤外線リモコン受光素子(S1)を同時に使いたい場合、赤外線リモコン受光素子をプリント基板上に実装せず、リード線をハンダ付けして引き出して使うか、高さ方向が30mm引き伸ばされた「SYH-110」ケースを使ってください。
(3) 液晶表示モジュールと干渉するため、通電状態表示LED(LED1)および、ISP書込中表示LED(LED2)には、マウンタ付きのLEDが使えません。 一般的な3mmφの砲弾型LEDの足を折り曲げて、実装してください。


なお、ISP書込中表示LED(LED2)とその電流制限抵抗(R2)は、非ISP(非点灯)中にアナログスイッチのセレクト信号をプルアップする機能を兼ねています。 ISP書込中表示LED(LED2)を取り付けない場合、オープンにせず、LEDのAKピン間を スズメッキ線で短絡するなどして、電流制限抵抗(R2)経由で確実にプルアップされるようにしてください。

 

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※ タカチ電機製プラスチックケース「SYH-110」シリーズへ組み込む際の注意事項
 

タカチ電機製プラスチックケースには、「SY-110」シリーズにスペーサ部品を追加することで高さ方向に30mm延長した「SYH-110」シリーズという製品があります。

「SYH-110」シリーズのケースを使えば、パネルのレイアウトに余裕が生まれますので、前面パネル上側へ液晶表示モジュールを取り付けることで、通電状態表示LED(LED1)、ISP書込中表示LED(LED2)との干渉が回避できるため、マウンタ付きのLEDを実装することが可能です。   同様に、赤外線リモコン受光素子(S1)も、基板に実装して16文字×2行液晶表示モジュールと同時に使用することが可能です。

ただし、ケース内部の寸法が、ぎりぎりで一部ケースと干渉しますので、以下の点に留意してください。
 

(1) さ方向に30mm延長するケース左右のスペーサ部品の、取り付けネジが貫通する箇所の一部が、液晶表示モジュールを固定するスペーサ、および液晶表示モジュール の基板左右両端と、若干干渉するため、棒ヤスリなどで、少しケース側を削ってやる必要があります。


 

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最終更新: 2010/05/18
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